一定期間更新がないため広告を表示しています
■ カレンダー
■ アーカイブ
■ カテゴリ
■ 最新記事
■ コメント
■ トラックバック
■ プロフィール
|
切なさはモノローグ2017.12.18 Monday
7回どころかもう70回は聴いている気がする明菜様約2年ぶりのオリジナル・フル・アルバム。 スローな恋人たちのラブソング「メリークリスマス-雪の雫-」が終わると、2曲目からは一気に「冷たい情熱」「冬のラテン」の世界に突入。 2曲目「Amar es creer」〜6曲目「Amore」までアレンジのつながり、統一感も見事だが、明菜さんの声のコンディション、特にファルセットが「FIXER」と比べてとても良くなっていて嬉しい。雰囲気歌唱に流され過ぎず、発音も明瞭で素晴らしい歌唱。 「雨音」「La.La.Bye」などは地声の迫力とファルセットの色っぽさの使い分けが絶妙で、アルバムの中でも引きが強い。 エンディングの「fate〜運命のひと〜」は「メリークリスマス-雪の雫-」の別詩バージョン、雪の雫では女性からメリークリスマスと歌い、fateでは男性からのメリークリスマスと歌っているが、曲順とは逆に「雪の雫」が「fate」のアンサーソングのように感じる。 そのためか、「fate」が終わると「雪の雫」に戻りたくなる。 「雪の雫」の作詞がmiranなので、「fate」を聴いた明菜さんがアンサーソングを書くことを思いついたのかなあ、なんて勝手に妄想。(ちなみに、「fate」のほうが好きですが・・・、「君」と「僕」、「雪の華」のカバーをこなしたためか今の明菜さんの歌唱にすごくしっくりくる。男女の機微という次元を超えているような。) 他の方のレビューでも色々な過去のアルバムが引き合いに出されているが、私が真っ先に思い出したのは「Little Party」と「A Tender Star」が収録された「SILENT LOVE」。本作はオトナ版「SILENT LOVE」とも言えるかもしれない。 そして聞き込むにつれ、これは「Resonancia」と対をなす作品のような気もしてきた。赤明菜と白明菜で熱いラテンと冷たいラテン、そしてどちらもややマニアック・・・。統一感を重視する私としては、こういったコンセプチュアルなアルバムは大歓迎だ。 が、残念なのが意図がよく分からない和風アレンジの「ひらり-SAKURA-」。 もともとシングルでもあまり好きになれなかったのだが、アレンジを替えるならせめて歌いなおしてほしかった。 歌部分のコピペ感がひどい・・・。 欲を言えば、価格はそのままで構わないので「VAMP」みたいにトータルパッケージにこだわったミニアルバムとして発売して欲しかったかな。 クリスマスにぴったり(ちょっと暗いけど)のアルバムなのに、ジャケットのやっつけ感やタイトルのネタ切れ感、もう少し何とかならなかったものかと悔やまれる。 ここをご覧になっている方は当然購入済み・ヘビロテ済みかと思いますが、「歌姫4」や「FIXER」を聴いて「もういいや」と見切りを付けた方には是非聴いていただきたいアルバム。 作家陣はFIXERから引き続きの方が多いが、こちらの方がマニアックでまとまりがいい。 ※蛇足。歌い手の年齢やキャリアを考えた時に、歌詞がやや幼い、拙いと感じるところが数か所あった。新進気鋭の作詞家を起用するのはもろ刃の剣ですな。
JUGEMテーマ:音楽 コメント
お久しぶりです(^^;遅いコメントで、すいませんm(_ _)m いやね、この作品以前の流れを思うと、三日月さんがリタイアせずに『明菜』鑑賞にたどり着いたことに、かなり驚いております。
基本的には、三日月さんのご意見に賛同です。でも『まぼろし』や『Amore』は、曲が凡庸な気がしないでもない…。 詞にところどころ幼さが見られるのは、明菜さんのメンタリティが反映されているのかも。この作品のとばし過ぎジャケ写や、レビューに上がってないけど『cage』の美魔女ジャケ写には、戸惑いを感じています。個人的には年齢相応の明菜さんも綺麗だと思うんですけどねぇ…。
| えふ | 2018/01/11 6:57 PM |
○えふさんへ
お久しぶりです、コメントありがとうございます! 私は、えふさんがリタイアせずにこのブログをチェックしてくださっていたことに感激しております(^^ 一時期ほど執着してませんが、明菜さんのオリアルは必ず発売日には聞いてますよ。 「まぼろし」「Amore」、私は歌詞がやっぱりもう一息かなあ、と思ってます。明菜さんの歌い方のチョイス、アレンジやメロは割りと好きなんですが・・・、 ジャケ写からは、「cage」含め「自分が一番輝いていた頃」で時が止まってしまっているのかなあ、という印象を受けました。なんか裏ジャケのポージングも「Femme Fatale」ぽいですし。全盛期の成功体験を振り切れていないところがあるのかもしれません。 色々書きましたが、このアルバムは私的にはお気に入りの1枚になったので、満足です。 次の更新がいつになるか分かりませんが、また遊びにきてください!
| 三日月(管理人) | 2018/01/14 4:25 AM |
コメントする
この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
|
■ ブログ内検索
■ AMAZON & RAKUTEN
■ ADVERTISING SPACE
■ BOOKMARK
|
⇒ 三日月(管理人) (01/14)
⇒ えふ (01/11)
⇒ 三日月(管理人) (01/04)
⇒ ama (01/04)
⇒ 三日月(管理人) (01/04)
⇒ ama (01/04)
⇒ 三日月(管理人) (08/23)
⇒ ama (08/21)
⇒ 三日月(管理人) (08/20)
⇒ えふ (08/19)